月末の銀行窓口にて

月末の銀行の支店は
朝からお客さんで一杯。

それは自分が銀行員だったから、
しかも支店で働いていたから
十分知っているのに。

別に急ぐ用事でもないのに
「両替」をしに、
込み合う都市銀行の支店に
入り、座る場所もなく
やはり、けっこうな時間
待つことになった。

両替は、
新券のお札に変えてもらうため。

月謝を師匠に支払うときは
封筒には必ず新券を入れなさい。
まだ十代の頃、
茶道の先生から
言われたことを未だに守っています。

「まったく!忙しい月末に
こんな儲からない仕事、うざいのよね!」
的に、あしらわれるかな・・・
とおびえていると、
窓口のお姉さんは、にこやかに
「お待たせいたしました」と言って
てきぱきと5000円札と1000円札の
新券にササッと変えてくれました。

待っている間に
窓口の女性たちを観察しました。
男性が一人もいないのはなぜかしら?

お客さんが支店に入ってくる気配で
「いらっしゃいませ!」
自分の隣の窓口のお客さんが帰るときも
「ありがとうございました!」
目の前のお客さんと対応しながら
手元ではしっかり手続きをしつつ
360度、神経を行き届かせている。
すごいなーと思いました。

私はこんなに優秀な銀行員じゃなかったなー
後方で事務ばかり担当したのは
気が利く接客ができそうにないから
窓口に配属されなかったんだ!

銀行も適材適所を考えていたんですね。
そんなことに今頃気づいた今日でした。