運転免許~自主返納の巻 5

今日の夏の甲子園。
熊工と山梨学院の試合を真剣に見た。
なぜなら熊工は父の母校だからだ。
思いがけず延長12回裏に
サヨナラホームランで勝った。
熊工の勝利に父が喜んでいるに違いないと
電話したら、案の定、
試合後の解説者の声をバックに
感動して上機嫌な父の声にホッとした。

そう!免許返納の話に戻る。
やっと熊本東署に赴き、
返納手続きを取ったのだが、
私は受付てくれた人の事務的な対応に驚いた。
これだけ世間的に「高齢者の免許返礼」に
前向きなときに、その対応はないでしょう?
という感じだった。

1.面接者が立ち、父を見下ろして話した
2.これまで無事故無違反の父に「直近で違反していませんか?」と尋ねた
3.「免許を返納後、車を動かせば無免許運転になりますよ」と念を押された

さらに・・・
身分証明にもなる
運転経歴証明書を申請するなら写真が必要とのこと。
「写真撮影の場所はありませんので、近くのスーパーに設置しているところで
撮ってきてください」と言われる。

警察署は公務員。
だからある程度事務的に扱われる覚悟はしていたが、
あまりに心がこもらない物言いとその態度に私は頭にきた。
「年寄り扱い」じゃなく、一人の人生の先輩に対する
敬意ある姿勢に欠けると感じたのだ。

3人でとぼとぼ歩いてスーパーまで行き、
やっと写真を撮りまた警察署へ戻る。

免許更新手続きもしている警察署に写真撮影の機能もないのか!?

さらに、さらに・・・
父が内心期待した記念品は無かった。

熊日新聞に載った記事、
「免許返して 高齢者にっこり」
熊本中央署 県内初、記念品贈る

という記事を切り抜いて手元に持っていた父は
それを対応した人に見せた。
すると、「ああこれは中央署のこと、
東署ではやっていません」とあっさりかわされた。

私は怒りが情けなさに変わった。
こんなことなら私が事前に色々調べて、
熊本東署ではなく、熊本中央署に返納手続きをすれば
良かった・・・と後悔。

タクシーで自宅に戻り、
「ああ、もう運転免許はないんだ」
とつぶやいた87才の父。
杖をつきながら付き添った82才の母。

無理やり免許返納させた私は
果たしてこれで良かったのか?
と気持ちがざわつきながらも
父の愛車を見つめながら、
早く、この車を売る手続きをしなくては!
とお腹に力を入れ気分を切り替えようとした。