カタツムリ郵便の魅力

郵便ハガキで囲碁を楽しむって?!

本日朝日新聞朝刊「声」の欄に見つけた
面白い記事である。

コロナ禍で囲碁クラブも休みになり、
好敵手との対局ができなくなった
岐阜県70代男性の投稿である。

なんと、ハガキをやり取りして進める
「郵便碁」を楽しんでおられる。
一人と50回以上ハガキを往復させ、
勝負がつくまで1年くらいかけるとか。

何とも気が長い話である。
せっかちな私には到底真似できない。

ハガキの余白に書かれるほんの一言の情報、
これを楽しみに返事を待つ感じ、これはわかる!

電子メールに対して
切手を貼り、郵便で出すメールを
「snail mail」と言うことがある。
まさしく「かたつむり」が運ぶ
ゆっくりと、時間をかけてのコミュニケーション。

なんでもかんでも
早ければいいというわけではない。

遠い昔に書いたラブレターやファンレター。
ポストに投函したその時から
相手に届くまでを永遠の時間のように感じた。
「今すぐ、手紙を読んで欲しいのに」
じれったさを抱えながら日々を送り、
郵便屋さんのバイクの音に敏感になり
返事を待つあの瞬間。
キラキラした時間だったと思う。

最近、いくつかのZoom会議に参加してみた。
リアルに会うより疲れ方が速いのはなぜだろう?
オンラインとリアルの境目がよくわからない。

そんな中、「郵便碁」
カタツムリのような歩みのなかでの
「間」が長~いコミュニケーション。
こっちのほうが贅沢な時間の使い方のような気がしてならない。